北上川の下流、花と緑に囲まれた大地に、豊かな里というおおらかで美しい町がある。川と共に生きてきた町の自然と歴史の数々、そして人々の笑顔に会いたくて、ある日この町を訪れた。

｜鴇波洗堰｜平筒沼｜笠松｜笑沢自然公園｜香林寺山門｜ ｜北上川の渡し｜花の公園｜産直ハウス花菜｜水山｜カマ神様｜

川と共に歩んできた町には、先人の知恵を生かした貴重な文化遺産もあった。 北上川と旧北上川の分流施設「鴇波洗堰」である。 北上川の改修、高水防止、排水の便、そして航路の調整を目的に、明治43年に計画、大正5年着工。昭和7年に完成したが、明治以降、このような大河を堰で大規模に分水した例はほとんどなかったのだそうだ。しかも、自然流下により一定流量 を分水する方式（オリフィス式）の堰に、さらに水量が多い時はその上を越えて水が流れる越流部を併せ持つ構造は、非常に珍しいと聞く。 初夏にはアユ、秋には鮭の姿も見られる鴇波洗堰。それは豊里の大切な財産でもあった。 　 戻る

町の北西部、米山町との境にあるのが平筒沼。四方を自然林に囲まれ春は桜、紅色が美しい夏のハスと睡蓮、秋の紅葉と白鳥や渡り鳥が飛来する冬も風情豊です。また、へらブナなどの釣りも年中楽しむことができます。 　 戻る

笑沢自然公園の高台にある樹齢1000年を越える見事な枝振りの赤松は、町の天然記念物に指定されています。 　 戻る

豊里随一を誇る眺望で、眼下には登米地方や涌谷町、桃生町が見渡せ、自然散策や芋煮会など町民憩いの公園となっています。低木の桜300本が咲き誇る春の桜公園、秋には大粒の栗の実をつける栗公園が整備された人気のスポットです。 　 戻る

室町時代後期、天文9年（1540）に葛西氏の支館「月輪館」の東門として建築されたもので、宮城県教育委員会指定有形民俗文化財です。県内では角田市の高蔵寺阿弥陀堂（国宝）に次いで二番目に古い木造建築物です。 　 戻る

鴇波（ときなみ）洗堰の上流、鴇波と津山の船着き場を1日11往復（日曜祭日運休）、今でも住民の大切な足となっています。川幅350メートル、川面 から見上げる風景もまた趣深い。秋、鮭が遡上する季節には、昔ながらの鮭漁が、また夏には天然鮎の姿も見られます。 　 戻る

豊里町の農家が丹誠込めて作った新鮮な野菜を産地直送で販売する人気の施設です。 営業日：毎週火・木・土の正午から午後5時まで 　 戻る

水害から家財や身を守るために屋敷内に築山し、蔵を建てたものを水山といいます。昔の水害常習地帯の名残をとどめたもので、今も町内の民家に残っています。 　 戻る

ふるさとセンター 　 花いっぱい運動のシンボル「花の公園」は、四季それぞれに美しさを競う花々であふれています。ミニバラ園やアニマルファミリーコンビネーション遊具など周辺施設も充実し家族で楽しむことができます。 遊具も整備されています。ふるさとセンターは花の公園のセンターハウスとして、町の特産品の展示販売や新鮮な野菜の即売をはじめ、町内の歴史的遺産や各種作品などの展示を行っています。カマ神様もここに展示しています。 電話0225-76-3990 開館時間午前10時〜午後6時　年末年始休館 　 戻る